2013年7月19日金曜日

node.jsで作る!デスクトップアプリケーション

また遅刻しましたB4の塚本です。

以前の記事でHTML/CSS/JavaScriptを使った、ハイブリットアプリ開発を紹介しました。


Monacaでは、スマートフォンアプリに加えてwin8アプリの開発が可能ということでしたが、
今回はWindows/Linux/Mac OSX全てに対応したアプリを開発する方法を紹介します。


今回使用するのはnode-webkitと呼ばれるツールになります。
node-webkitはMonacaのようなIDEとは違い、その実体はnode.jsの機能が組み込まれたChromiumベースのブラウザです。

使い方

1.node-webkitのページから、各OSに対応したファイルをDLします。

2.package.jsonを作成します。
 package.jsonではアプリ名とメインページになるHTMLファイルを指定します。

{
  "name": "nw-demo",
  "main": "index.html"
}
3.メインページであるindex.htmlを作成します
 今回はosモジュールを使って、node.jsのモジュールが利用できることを確認します。
<html>
  <head>
    <script>
        var os = require('os');
        document.querySelector('p').innerHTML = os.freemem();
    </script>
  </head>
  <body>
    <p></p>
  </body>
</html>

4.作成したファイルをpackage.jsonと共にZIPで固めます(今回はapp.zipとします)
 
5.ZIPファイルの拡張子を.nwにリネームします

6.各OS向けにパッケージングします

例としてWindows向けにパッケージングします。
コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行します。
copy /b nw.exe+app.nw app.exe
最後に、作成されたapp.exeと同じディレクトリにnw.pakとicudt.dllを置いて完成です。

実行結果

osモジュールを使って、空いているメモリのバイト数を表示するプログラムが出来ました。
これ自体は何の役にも立ちませんが、node.jsのモジュールが利用できることは確認できます。

node.jsのモジュールで提供されている以上の機能は実装できませんが、CSSやJavaScriptのライブラリのおかげで、Java等のGUIアプリよりもリッチなUIが作りやすいのではないでしょうか。


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