以前の記事でHTML/CSS/JavaScriptを使った、ハイブリットアプリ開発を紹介しました。
Monacaでは、スマートフォンアプリに加えてwin8アプリの開発が可能ということでしたが、
今回はWindows/Linux/Mac OSX全てに対応したアプリを開発する方法を紹介します。
今回使用するのはnode-webkitと呼ばれるツールになります。
node-webkitはMonacaのようなIDEとは違い、その実体はnode.jsの機能が組み込まれたChromiumベースのブラウザです。
使い方
1.node-webkitのページから、各OSに対応したファイルをDLします。
package.jsonではアプリ名とメインページになるHTMLファイルを指定します。
{ "name": "nw-demo", "main": "index.html" }3.メインページであるindex.htmlを作成します
今回はosモジュールを使って、node.jsのモジュールが利用できることを確認します。
<html> <head> <script> var os = require('os'); document.querySelector('p').innerHTML = os.freemem(); </script> </head> <body> <p></p> </body> </html>
4.作成したファイルをpackage.jsonと共にZIPで固めます(今回はapp.zipとします)
5.ZIPファイルの拡張子を.nwにリネームします
6.各OS向けにパッケージングします
例としてWindows向けにパッケージングします。
コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行します。
copy /b nw.exe+app.nw app.exe
最後に、作成されたapp.exeと同じディレクトリにnw.pakとicudt.dllを置いて完成です。
実行結果
osモジュールを使って、空いているメモリのバイト数を表示するプログラムが出来ました。これ自体は何の役にも立ちませんが、node.jsのモジュールが利用できることは確認できます。
node.jsのモジュールで提供されている以上の機能は実装できませんが、CSSやJavaScriptのライブラリのおかげで、Java等のGUIアプリよりもリッチなUIが作りやすいのではないでしょうか。
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