2013年6月11日火曜日

Eclipseのデバッグ

こんにちは、小林です。
Javaプログラム作成の際のツールとしてとても役に立つEclipse
今回は、そのEclipseが持つ機能の一つのデバッガー機能を紹介します。

デバッガーの起動方法


前提として、Javaのソースコードを開いている状態にします。
その状態で、行番号の所をダブルクリックすると、青い丸のマークが行番号の左に表示 されます。
このマークはブレークポイントと言って、デバッグの際、このマークのある行で プログラムの実行を一時止めてくれます。
エラーの出る箇所や、格納されている値が気になる関数があるところにブレークポイントを置いて、上部にある緑の虫マークをクリックします。
以下の画面に移動し、デバッグが開始されます。

ブレークポイントに、矢印が入っていると、その時点でプログラムの実行を中断していることを示しています。

デバッグの進め方

デバッグを進めるには、画面上部にあるこれらのボタンを使用します
・ステップオーバー
左から2番目の飛び越えているボタンの事です。
矢印のある行を実行します。
デバッグの時は一番よく使います。
・ステップイン
左から3番目の何かの間に入ろうとしているボタンの事です。
矢印の行に、関数やメソッドがある場合、その中へ移動します。
例として x = Integer.parseInt("1234");
の場合、Integer.parseInt()へ矢印が移動します。
自分の作ったメソッドがちゃんと正しく動くか確かめることができます。
・ステップリターン
一番左にある灰色のボタンの事です。
今いる関数を終了するまで実行して、呼び出し元の関数へ進みます。
例の場合、Integer.parseInt()を最後まで実行します
・再開
左から4番目の、再生ボタンの事です。
次のブレークポイントか、ないなら最後までプログラムを実行します。
・中断
灰色の一時停止ボタンの事です。
デバッグ中が基本中断中なので使う機会がありません。
無限ループに陥った時にそれを止めることができます。
・終了
一番右の停止ボタンの事です。
プログラムの実行を終了します。

デバッグ画面の見方



デバッグ画面の右上にあるウィンドウには、現時点で宣言されている変数の一覧が表示されています(違うものが表示されている場合、変数タブを選択するとこの状態になります)。
値が変わった変数は黄色く目立つようになるので、わかりやすいです。

ブレークポイントタブをクリックすると、今設定しているブレークポイントの一覧が表示されます。
チェックボックスでプログラムを中断するか設定できます。
また、ヒットカウントを設定するとX回ブレークポイントに到達したら中断といったことができます。
ループ内の処理を確かめる際に設定すると、いちいちループを繰り返さなくて済むので便利です。
左上の画面は、実行しているプログラムが、どの関数を実行しているのかを表示しています。

まとめ

Eclipseのデバッグの仕方と、画面の簡単な説明をしました。
System.out.println()を行ごとに書くよりも格段に便利だと思います。
以上で終わります。
ありがとうございました。

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